第35回開催記録
会場:高崎シティギャラリー・コアホール
開場:午後6時 開演:午後6時30分
■演目■
- 二千石(じせんせき) 山本則秀
太郎冠者の無断欠席に怒った主人は叱責しようと太郎冠者の私宅へ乗り込みますが、都へ行ってきたと知って、様子を聞きたさに許してやります。しかし、太郎冠者が都で流行る歌を謡い出した途端、顔色を変え、成敗すると太刀を振りかざすではありませんか。実は、その謡は主人の家に代々伝わる繁栄の礎というべき大事な謡だったのです・・・。
シテ【主人】山本則秀 アド【太郎冠者】山本則俊
- 長光(ながみつ) 山本則孝
在京していた遠国の者が市に土産を買いに行くと、すっぱがやって来て男の太刀に目をつけ、見物するふりをしながら太刀の下げ緒を自分の腰に結んでしまいます。二人が自分の物だと争うところに目代が仲裁に入り、太刀の特徴を聞きますが、すっぱは、男が大声で答えるのを盗み聞きして目代に答えるので判断ができません。それに気づいた遠国の者は・・・。
シテ【すっぱ】山本則孝 アド【遠国の者】山本凜太郎 アド【目代】山本泰太郎
- 井礑(どぶかっちり) 山本東次郎
都で集まりがあるため、弟子の菊都(きくいち)を伴い、出掛ける勾当。世の中で自分の平家節が評判をとっているのが自慢です。やがて川岸に出た二人は、小石を投げ、川底に沈む音で渡り瀬(歩いて渡れる浅瀬)を探します。それを見た通りがかりの男が、師匠を背負って渡ろうとする菊都の背中に乗って、楽々川を渡ってしまいます。師匠を背負って渡したと思う菊都、まだ渡っていないと怒る勾当。男の悪戯は次から次へと続きます・・・。
シテ【勾当】山本東次郎 アド【菊都】山本則重 アド【通りの者】山本則俊
- お話 山本東次郎
- お話 山本東次郎